昔の面影が残るレトロな雰囲気と、新しさが混在する納屋橋は名古屋のシンボルの一つ。でも、冬に桜が咲くことは地元人でも知ってる人は少ないんです。また最近では納屋橋周辺にオシャレなお店も増えつつあり、イベントも開催されるなど盛り上がりを見せています。なごやこまち第一回目の特集では、そんな納屋橋にスポットを当て、この時期ならではの愉しみ方をご紹介いたします。
冬の寒さが身に沁み始める頃、堀川沿いに咲く四季桜がほっと心を和ませてくれる。春に咲く桜も良いけれど、冬の桜も静かで凛とした佇まいがあります。堀川沿い一帯に咲いているので、のんびりとお散歩がオススメ。見頃は12月下旬から1月中旬頃まで。ちょっぴり春を予感させるような装いで足を運んでみてはいかがでしょう。(寒い日は防寒対策をしっかりと!)
今回お邪魔したのは、堀川に面した場所にあるTWILO(トワイロ)さん。隣接する高山額縁店さんが経営するだけあって店内の至るところに額縁のモチーフが施され、とてもシックでレトロな空間です。かつての日本5大ビールの一つ半田のカブトビールが有志の力によって蘇り、『カブトビール名古屋支店』でもあるここTWILOさんでも味わうことができます。歴史ロマンとノスタルジーに浸りながら、街の真ん中で冬のお花見。とても贅沢な時間でした。
今回オーダーしたメキシカンナチョスはキャベツたっぷりでサクサク軽い食感。ボリューム満点で、昼食後にもかかわらずカメラマンさんと二人でペロリと完食。もちろんビールとも相性抜群でイチオシです!工場直送 明治生カブトビール 650円、チーズたっぷりのメキシカンナチョス 800円、ドイツテイストなソーセージ盛り合わせ 1200円、シェフの気まぐれTWILO特製PIZZA 1000円、その他季節のメニューなど。
納屋橋(なやばし)は、1610年、戦国武将の福島正則によって堀川掘削とともに架けられた「堀川七橋」の一つ。橋近くに尾張藩の倉庫「御納屋」があったことが名前の由来とされる。1886年(明治19年)に広小路通が名古屋駅前まで延伸された事と共に鉄骨製の橋に改修され、その後1913年に鉄石混用式に改築。現在の橋は1981年(昭和56年)に架けかえられたもので、前代のものを引き継いだ、中央部にテラスを持つ青銅鋳鉄の欄干が特徴のアーチ橋となっている。1989年(平成元年)に名古屋市の都市景観重要建築物等に指定されている。
※お店の入口は堀川沿いにありますのでご注意ください。
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Photo by 越野泰弘(SKET STUDIO)